保護者の皆様へ

日頃よりご声援ありがとうございます。

部長から、ラクロス部の活動状況と私の指導方針を紹介させていただきます。

●学生主体/全員ラクロス
ラクロス部は伝統的に学生主体の部活動をしています。部の目標、コーチ、練習計画、係なども全て学生が決め、学生が活動内容を考え、自分たちで行っています。また、1軍2軍と分けない「全員ラクロス」という伝統をかたくなに守っています。
上位校を目指す大学では、1軍・2軍と分けたり、有名コーチを招聘したコーチ主導型だったりとプロチームのようなチームもありますが、本学では、部活動は重要な学習活動の一つと考え、学生の人間的成長を第一に考えた学習の場と位置づけています。
学生主導ではありますが、決して放任ではなく、人間形成やキャリア形成のために全学あげた指導をしています。

●困難を克服する経験
学内では比較的新しい部であるために、活動場所をはじめ練習環境に大変苦慮しております。とくに多くの学生に交通費の面で経済的な負担を強いてしまっていることは残念でなりません。また、1年生については、練習準備や高校までの生活習慣と異なり、慣れるまでいろいろと大変な思いをされているかもしれません。一方、上級生(特に4年生や幹部たち)は、部員の意見をまとめて重要な意志決定を任されたり、毎日の練習内容を考えたり、試合メンバーを考えたりといった重責やストレスを克服しながら、日々練習をしています。
しかし、多くの困難を「全員ラクロス」で協力し合い克服していきます。ですから、部員間の結束は非常に固いです。これも人生の中の一つの貴重な経験と思います。いくつもの困難を部員全員で克服していく経験は、きっと一生の思い出となることでしょう。

どうか温かい目で見守っていただけると幸いです。

今後とも応援をよろしくお願いします。

部長 齊藤隆志(日本女子体育大学・准教授)

部長指導方針
●モットー SELF DIRECTIVE LACROSSE(日本語で言うと“自己決定ラクロス”です。)

●指導方針
①自ら進んで問い、考え、答えを導き、実践できる選手を育てる。
 自立した女性として現代社会で最も求められる能力は自己決定学習の能力です。
 自分で問題点を見つけ、課題を設定し、自己解決させられるよう4年間徹底指導します。

②部活動はキャリアのためになる。
 4年間の部活動を通して、現代社会に求められる社会人としての基礎能力「スポーツぢから」を学生が自ら伸ばしていくことを手助けします。ただし、それだけでは不十分なので、足りない部分は本学キャリアセンターや他の教員と連携・協力しながら、就活や資格取得などキャリア全般について全面的にバックアップします。

③勝つために必死で練習すると覚悟しているチームなら面倒を見る。
 私は中途半端な活動を望みません。
 やるからには全力で、学生生活のほとんどをラクロスに注いでほしいと思っています。
 “学生チャンピオンになる”という課題は生半可な気持ちでは決して克服できません。チーム全体としてこの覚悟ができているなら、私も全力で指導をします。